クエン酸は柑橘類などに含まれる酸味の要因となる物質ですが、疲れの原因物質となる”乳酸”や”焦生ブドウ酸”がたまってくると、これを燃焼させ、体外に排出して弱酸性に保つ働きがあります。

梅干にもこのクエン酸が大量に含まれていますが、そのパワーはレモンやリンゴよりも強いのです。

梅干は細胞から元気になる体のメンテナンス食品です。

1. 免疫力UP

2. 疲労回復

3. 自律神経を整える

4. 冷え性解消・便秘改善

この他にも様々な効果があると言われています

梅湯の効果

1.無添加の梅干

2.お湯(お好みの熱さで)

梅干をお湯に入れて実を崩しながら、梅干の味が出ましたら飲むだけです。

殺菌力のある梅干を使った梅湯は、昔からのどの炎症を抑えて、痛みが和らぐといわれます。

最近ではデトックス(老廃物を体外に出す)効果で、梅干の梅湯が話題のようです。

梅酢の効果

1.たまり梅酢

2.水

さかずき1杯の「たまり梅酢」をコップ1杯(約1合=180ml)の水で薄め、毎食食前に一杯ずつ飲んでください。

便秘・夏バテ予防、疲労回復、特に胃腸の弱い方に効果があると言われています。

昔から梅干・梅酢には様々な薬効効果があるとされ、食あたり、下痢、消化不良、胃腸病などの治療薬として珍重されてきました。

 

 

たまり梅酢とは

「たまり梅酢」とは、梅干を半年、1年、あるいはそれ以上漬け込んだ樽の底に溜まった梅酢を取り出し、瓶詰したものです。

青梅を漬けたとき、最初に上がってくる「あがり梅酢」と区別してこう呼んでいます。

「あがり梅酢」・「たまり梅酢」を比較すると、カビが生えないのは「たまり梅酢」です。昨今梅干しの製法も近代化し、漬け込みの年数が短くなりました。また塩分の少ない薬品漬け梅干が増えたために「たまり梅酢」の入手が益々難しくなってきました。

それだけに「たまり梅酢」は梅干エキスともいうべきものであり、希少価値の高いものです。

梅酢のアレンジ

【漬物】

熱湯をくぐらせた生姜、みょうが、らっきょうを梅酢に漬けるとピンク色になります。お正月のお料理や、和食の彩りには欠かせません

【煮魚】

みりんとお醤油に少しの梅酢を加えますと、生臭みが消えてさっぱり美味になります

【炊飯】

ご飯を炊くとき、浸したお水に加えますと、おいしく長持ちします

【ドレッシング】

サラダやしゃぶしゃぶのたれとして、大根おろしの出汁つゆに加えてみてもおいしいです

【刺身醤油】

中毒を防ぎ、お刺身の風味を増します

【飲用】

急性の食あたりや、下痢、腹痛、日射病の時に

【うがい薬】

インフルエンザ予防にはちみつで割ってうがいします

【焼酎】

梅酢に焼酎を合わせることで、手軽に梅割りを楽しむことができます